【発酵が日本人の感性を作る】

海外の方が増えてきた印象ですが、これから日本は更に「日本」をしっかりアピールする必要があります。
この地球で唯一無二の感性、それを見せつける必要があります。
アメリカにもある、イギリスにもある、中国にもある、そんな感性では意味がありません。
発酵というのは空調使わないなら、その土地でしか起きない発酵です。
レシピが同じでも、京都で作る、神戸で作る、北海道で作る、それだけで味が変わります。
それだけで味が変わるのに、国が違えば更に違います。
よって各国にも発酵があるわけですが、日本は日本の発酵です。
発酵に携わる、発酵と共にある、というのは、その時点で感性が作られるという事です。
たまに逆の事言う人いますね。
日本古来のお稽古事をやって感性を作る、という。
違うんですよ。
日本という土地に住んで、そのまま生きてたら芸や食が出来た、っていう話です。
もちろん、先生から学ぶ事は大切ですが、日本という風土、食べ物、それらを見てそこから作られる感性を無視しては芸も食も完成しないでしょう。
単に技術だけ磨いても、それは別に海外でも出来る事です。
昨今は更に情報だけ取得して分かった気になるような所あります。
ぬか床でも味噌でも、それが作れるのは日本だけ。
やってるだけで日本人としての感性が自然に作られます。