食品添加物の危険性は頻繁に取り沙汰されますが、無添加についての危険性は何故議論されないのでしょうか?
理由は簡単で、人々は無意識のウチに無添加が安全だと思い込んでいるからです。
結論から言えば、無添加食品が安全だという保障はどこにもありませんし、食品加工してる人間は全員知ってますが、無添加の危険性は重々承知しています。
それを語らないのは販売者において「メリットがない」からです。
しかし、敢えて私は晒していこうと思います。
味や色を良くする添加物、というのは確かに入れなくても良いのかもしれませんが、販売すればすぐに身をもって体験する事になりますが、そういった添加物を入れる方が入れないより売れる、これは紛れもない事実です。
これは念頭に置いて欲しいところです。
もちろん、そうではない部分もありますが、漬物においては前者です。
この辺りはまた別途書こうと思います。
さて無添加の危険性ですが。
これは流通過程、つまり保存性においてです。
保存料、pH調整剤、がそれに当ります。
ソルビン酸カリウム(ソルビン酸K)等もそこに入ります。
保存性はそのまま腐敗の話に直結します。
現在の流通過程は、消費者が直接生産者とやり取りするのではなく、販売業者とやり取りが普通です。
つまり、多くの人は個店に買いに行くのではなく、スーパー等での購入が多いという事です。
上記の場合、商品は生産者の管理から外れます。
管理は販売者が行います。
販売者が生産者であり商品管理において精通していれば良いのですが、多くの場合はそうではありません。
管理に関しては生産者とは知識、経験において違いがあります。
ですから、管理しやすい商品である必要が生じます。
誰でも管理出来る商品ですね。
こうなると、添加物を使わないと多くの商品は不可能です。
消費者としては、じゃ~生産者が販売すれば良いじゃないか、となるんですが。
個店であると人件費などの問題で、そういった事は容易に出来ません。
販売経路を増やせば増やす程人件費も膨れ上がり、それに対応できる生産者以外は流通困難となります。
コンビニなんかでも、アルバイトが商品管理してる訳であって、そこには専門知識のある人はいませんよね。
コンビニにイチイチ生産者在中させるのは現実的ではありません。
保存料を入れますと、それなりに腐敗を防げます。
ここで重要なのは「それなり」であって、完璧ではありません。
良く保存料摂取したら腸内細菌が全滅する、なんて言われますが、そんなホルマリンみたいな効果はございません。
まだまだ書き足りない事がありますが、おいおい書いていこうと思います。
長くなりましたが、一読して頂けたらありがたいです。