皆さんが口にされるアミノ酸は基本全て「天然」です。
昨今研究で天然に存在しないアミノ酸が合成できるようになりましたが、極めて特殊なケース。
天然に存在しないのが通常だから、人工で作りだしたわけです。
「味の素は人工だろうが」
との声が聞こえてきそうですが、作られたものは「グルタミン酸」でして、列記とした従来型の天然アミノ酸です。
もし分析の結果、このグルタミン酸の構造が通常と異なっていて、自然界に存在しない形式なら、それはグルタミン酸とは言えずに別の物ですから、その場合虚偽に当たりますが、そうではありません。
精製されたものは、昆布のグルタミン酸と同等です。
人工は危険で天然は安心、このような間違った認識がある場合、安心安全というのは達成できません。
自然というのは基本的に人に対して特別な優しさ等見せてくれません。
自然は、自ずから然り、ただ存在し流転しているだけです。
そこに人の優しさや厳しさなどなく、ある自然現象を人が勝手に優しさだとか厳しさだとか言っているに過ぎません。
むしろ、大自然の中では人は大変脆いものです。
試しに貴方1人アマゾンの奥地で数日過ごしてみては?
私なら2時間と耐えれないと思います。
アマゾンの奥地より遥かにこの京都という人工で仕切られた空間の方が快適で、安全です。
人工だとか天然だとか、その区別もまた人の都合です。
人の都合なら、もっと自由に自分自身がより良く生きるために使えば良いのに、人工は悪、天然は善、というレッテルを付けていては、自由さが失われます。
私は良く言いますけど、発酵食品なんて人間が存在しなけりゃ絶対に天然では起きませんからね。
特にぬか床や味噌なんてのは、人間が存在しないと存在しません。
よって発酵食品は人工物です。