塩健康法の矛盾

塩を摂ってミネラルバランスを整えよう、という話は分かるんだけども、塩自体が「塩化ナトリウムが主成分」なので、バランスの良い物では決してないと思います。
天然塩だろうが塩化ナトリウムが8~9割ですので。
各種ミネラルを謳うんであれば、塩を作る過程で出る「にがり」を使わないとバランス取れません。
「大豆」を堪能するには、「豆腐」「豆乳」「おから」という話です。
そもそもミネラルバランスという概念がどこからか?というのを考えた時に、それは「既存の栄養学」であります。
既存の栄養学を踏襲し、世界規模でデータを収集して基準を設定しているのが「厚生労働省の摂取基準」
発酵でもなんでもそうですけど、基準というのがあるから応用できるわけであって、何もかも一からだと人間のやってきたことは縄文時代から意味が無い、という話になります。
そうです、皆さんがやってる研究も意味が無いです。
後世に残す必要もございません。
文化伝統も無意味です。
そんな事は無いですよね。
なので、厚生労働省のデータは大いに「参考、活用」にすれば良いです。
もちろん、塩が足りない人は摂ったらバランス取れますので塩の健康効果が無いと言っているわけではございません。
SNSの健康系の人はのっけから厚生労働省否定する人が居ますが、意味がわかりません。
というわけなので、バランスというなら極端な事しない方が良いと心底思います。
味噌汁、味噌を使った様々な料理はは塩の極端なバランスを整えるんです。
海水塩をそのまま水割りで飲むのとは次元が違います。
塩取るなら具沢山味噌汁で。