私如きがが偉そうに語る事ではないんですが、昨今の和食における誤解は、オカズの味付けだと心底思います。
「ご飯に合うオカズにするための味付け」
ここが誤解です。
ご飯に合うのは「漬物」であって、オカズはオカズなんです。
オカズはオカズとして楽しむ。
幸い日本料理のお店とお付き合いがありまして、小さいころから懐石料理を食べておりました。
子どものころは何の面白みもない、ハンバーグ持ってこい!の世界でしたが、ある時から「なんと奥深い料理だ」と感じるようになりました。
懐石料理に最初からご飯は出て来ません。
最後です。
ご飯の上に載せるのは、漬物のみでございます。
焼き魚ですら、魚だけで食べます。
オカズはオカズとして楽しむ味付けであり、これが和食であると思います。
薄味というよりも、素材の味を引き出すような塩加減。
昨今は唐揚げだとか、ハンバーグだとか、焼肉だとか、ご飯と一緒に食べるのが常になっておりますが、ここに味噌汁漬物を付けますと、WHOの塩分摂取基準を超えて参ります。
ですが、オカズだけで楽しむだけの味付けにした場合、今よりかなり塩分濃度は減るんじゃないでしょうか?
その分を漬物とご飯で楽しむ。
この食べ方ですとご存知の通り、血糖値の急上昇をかなり抑える事が可能です。
とはいえ、家庭でオカズを出した後からご飯出すとかは非現実的で手間も要ります。
そんな時でも、ご飯は漬物と一緒に食べて頂きたいです。
味噌汁を食前酒のように先に食べるのも良いと思います。
私個人は京都に来られた際、京都の方も「たん熊」さんオススメです。